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静岡大学教員データベース - 教員個別情報 : 松本 正茂 (MATSUMOTO Masashige)

松本 正茂 (MATSUMOTO Masashige)
教授
学術院理学領域 - 物理学系列
理学部 - 物理学科 大学院総合科学技術研究科理学専攻 - 物理学コース


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最終更新日:2024/04/24 2:05:08

教員基本情報

【取得学位】
学士(理学)  東京工業大学   1991年3月
修士(工学)  東京大学   1993年3月
博士(理学)  東京工業大学   1996年9月
【相談に応じられる教育・研究・社会連携分野】
理工系分野全般
【現在の研究テーマ】
物性理論
【研究キーワード】
磁性, 超伝導
【所属学会】
・日本物理学会
【個人ホームページ】
https://wwp.shizuoka.ac.jp/matsumoto
 

研究業績情報

【論文 等】
[1]. Theory of Spin-Acoustic Resonance for Spin-3/2 Si Vacancy with C3v Site Symmetry in Silicon Carbide
Journal of the Physical Society of Japan 93/1 - 014703 (9pages) (2024年) [査読] 有 [国際共著論文] 該当しない
[責任著者・共著者の別] 共著者
[著者] M. Koga and M. Matsumoto [備考] 研究内容について責任著者と議論し、論文の執筆も共同でおこなった。
[DOI]
[2]. High Frequency ESR Measurements of S=1 Spin Gap System CsFeCl3
JPSJ Conference Proceedings 38/ - 011137 (2023年) [査読] 有 [国際共著論文] 該当しない
[責任著者・共著者の別] 共著者
[著者] S. Okubo, K. Segawa, K. Naka, T. Suzuki, S. Hara, T. Sakurai, H. Ohta, M. Matsumoto, N. Kurita, and H. Tanaka [DOI]
[3]. Theory of Field-Angle-Resolved Magnetoacoustic Resonance in Spin–Triplet Systems for Application to Nitrogen–Vacancy Centers in Diamond
Journal of the Physical Society of Japan 91/9 - 094709 (12 pages) (2022年) [査読] 有 [国際共著論文] 該当しない
[責任著者・共著者の別] 共著者
[著者] M. Koga and M. Matsumoto [DOI]
[4]. 量子臨界点近傍における中性子散乱強度の総和則
固体物理 56/9 477-492 (2021年) [査読] 無 [国際共著論文] 該当しない
[責任著者・共著者の別] 責任著者
[著者] 松本正茂
[5]. フラストレート量子磁性体における ヒッグス振幅モードと位相モードのハイブリッド励起
日本物理学会誌 76/1 23-27 (2021年) [査読] 無 [国際共著論文] 該当する
[責任著者・共著者の別] 共著者
[著者] 益田隆嗣, 林田翔平, 松本正茂 [備考] 日本物理学会誌:最近の研究から(解説記事)。 解説記事で用いた理論計算と実験結果の図が、日本物理学会誌2021年1月号の表紙を飾った。
【学会発表・研究発表】
[1]. スピン四重項におけるスピン音響共鳴の基礎理論 -炭化ケイ素中のシリコン空孔への応用-
日本物理学会2023年 年次大会 (2023年9月19日) 招待講演以外
[発表者]古賀幹人, 松本正茂
[2]. Sr2CoSi2O7におけるESRブロード吸収と一方向透過性
日本物理学会2023年 年次大会 (2023年9月17日) 招待講演以外
[発表者]赤木暢, 松本正茂, 大久保晋, 太田仁, 鳴海康雄, 萩原政幸
[3]. CsFeCl3の強磁場ESR測定II
日本物理学会2023年 年次大会 (2023年9月16日) 招待講演以外
[発表者]瀬川和磨, 原茂生, 櫻井敬博, 大久保晋, 太田仁, 松本正茂, 栗田伸之, 田中秀数
[備考] 日本物理学会
[4]. CsFeCl3の強磁場ESR測定
日本物理学会2023年春季大会 (2023年3月25日) 招待講演以外
[発表者]瀬川和磨, 原茂生, 櫻井敬博, 大久保晋, 太田仁, 松本正茂, 栗田伸之, 田中秀数
[備考] オンライン、日本物理学会
[5]. オケルマナイトにおけるESRの理論について
第18回 「量子スピン系研究会」 (2022年12月17日) 招待講演以外
[発表者]松本正茂
[備考] サンシーホール浜坂、量子スピン系研究会
【共同・受託研究】
[1]. 学内共同研究 磁気励起におけるマルチフェロイクス効果の研究
代表 ( 2023年8月 ~ 2024年3月 )
[相手先] 東北大学金属材料研究所
[備考] 共同利用研究
[2]. 学内共同研究 多重極限テラヘルツESRによるSr2CoSi2O7の磁気励起の研究
代表 ( 2022年6月 ~ 2023年3月 )
[相手先] 神戸大学分子フォトサイエンス研究センター
[備考] 共同利用研究
[3]. 学内共同研究 多重極限テラヘルツESRによるSr2CoSi2O7の磁気励起の研究
代表 ( 2021年6月 ~ 2022年3月 )
[相手先] 神戸大学分子フォトサイエンス研究センター
[備考] 共同利用研究
[4]. 国内共同研究 多重極限テラヘルツ ESR による CsFeCl3 の圧力誘起秩序相に おける磁気励起の研究
代表 ( 2020年7月 ~ 2021年3月 )
[相手先] 神戸大学分子フォトサイエンス研究センター
[備考] 共同利用研究
[5]. 国内共同研究 多重極限テラヘルツ ESR による CsFeCl3 の圧力誘起秩序相に おける磁気励起の研究
代表 ( 2019年7月 ~ 2020年3月 )
[相手先] 神戸大学分子フォトサイエンス研究センター
[備考] 共同利用研究
【科学研究費助成事業】
[1]. 高周波超音波共鳴で探るスピン四極子起源の新奇物性開拓に向けた基礎理論 ( 2021年4月 ~ 2025年3月 ) 基盤研究(C) 分担

[2]. 対称性による磁性誘起電気双極子の分類と電気磁気効果への応用 ( 2017年4月 ~ 2021年3月 ) 基盤研究(C) 代表

[3]. 磁性体におけるヒッグスモードの理論的研究 ( 2014年4月 ~ 2017年3月 ) 基盤研究(C) 代表

[4]. 幾何学的構造をもつ量子ドット系によるスピン電荷制御の理論 ( 2013年4月 ~ 2016年3月 ) 基盤研究(C) 分担

[5]. 複合スピン系における新しい量子相転移-多極子の視点から- ( 2011年4月 ~ 2014年3月 ) 基盤研究(C) 代表

【外部資金(科研費以外)】
[1]. 多重極限テラヘルツESRによるCsFeCl3の圧力誘起秩序相における磁気励起の研究(前年度からの継続) (2020年7月 - 2021年3月 ) [提供機関] 神戸大学 フォトサイエンス研究センター [制度名] 共同利用研究 [担当区分] 研究代表者
[2]. 多重極限テラヘルツESRによるCsFeCl3の圧力誘起秩序相における磁気励起の研究 (2019年7月 - 2020年3月 ) [提供機関] 神戸大学 フォトサイエンス研究センター [制度名] 共同利用研究 [担当区分] 研究代表者
[3]. 多重極限テラヘルツESRによるKCuCl3の圧力誘起磁気秩序相における磁気励起の研究 (2018年4月 - 2019年3月 ) [提供機関] 神戸大学 フォトサイエンス研究センター [制度名] 共同利用研究 [担当区分] 研究代表者
[4]. 多重極限テラヘルツESRによるKCuCl3の圧力誘起磁気秩序相における磁気励起の研究 (2017年7月 - 2018年3月 ) [提供機関] 神戸大学 フォトサイエンス研究センター [制度名] 共同利用研究 [担当区分] 研究代表者
[5]. Sr2RuO4超伝導体における境界効果の理論的研究 (1998年12月 ) [提供機関] カシオ科学振興財団 [制度名] 研究助成
【受賞】
[1]. 日本物理学会欧文誌 注目論文 Total Moment Sum Rule for Magnets in the Vicinity of Quantum Critical Point (2021年1月)
[受賞者] M. Matsumoto [授与機関] 日本物理学会
[2]. Editors' Suggestion Electrical Switching of the Nonreciprocal Directional Microwave Response in a Triplon Bose-Einstein Condensate (2020年5月)
[受賞者] S. Kimura, M. Matsumoto, and H. Tanaka [授与機関] アメリカ物理学会
[3]. 2018 Highly Cited Article Symmetry Analysis of Spin-Dependent Electric Dipole and Its Application to Magnetoelectric Effects (2019年5月)
[受賞者] Msashige Matsumoto, Kosuke Chimata, and Mikito Koga [授与機関] 日本物理学会
[備考] 大学院生との共同研究による学術論文
[4]. 日本物理学会欧文誌 注目論文 Emergent Electric Polarization by Kondo Effect in a Triangular Triple Quantum Dot (2012年12月)
[受賞者] M. Koga, M. Matsumoto, and H. Kusunose [授与機関] 日本物理学会
[5]. 日本物理学会論文賞 Coexistence of Different Symmetry OrderParameters near a Surface in d-WaveSuperconductors II (2001年3月)
[受賞者] M. Matsumoto and H. Shiba [授与機関] 日本物理学会
【学会・研究会等の開催】
[1]. 2006年日本物理学会秋季大会 (2006年9月)
[役割] 責任者以外 [開催場所] 千葉市
[備考] 学会主催者(日本物理学会)
[2]. 日本物理学会 第61回年次大会 (2006年3月)
[役割] 責任者以外 [開催場所] 松山市
[備考] 学会主催者(日本物理学会)

教育関連情報

【今年度担当授業科目】
[1]. 大学院科目(修士) 量子力学特論 (2023年度 - 前期 )
[2]. 学部専門科目 基礎物理学Ⅰ (2023年度 - 前期 )
[備考] グループディスカッションを5回実施。
[3]. 学部専門科目 基礎物理学Ⅱ (2023年度 - 前期 )
[備考] グループディスカッションを4回実施。
[4]. 学部専門科目 計算物理学入門 (2023年度 - 後期 )
[備考] 全ての授業回でプログラミング実習を実施。
[5]. 学部専門科目 量子力学Ⅲ (2023年度 - 前期 )
【指導学生数】
2023年度
卒研指導学生数(3年) 0 人
卒研指導学生数(4年) 3 人
修士指導学生数 2 人
博士指導学生数(主指導) 0 人 博士指導学生数(副指導) 0 人
2022年度
卒研指導学生数(3年) 0 人
卒研指導学生数(4年) 3 人
修士指導学生数 2 人
博士指導学生数(主指導) 0 人 博士指導学生数(副指導) 0 人
2021年度
卒研指導学生数(4年) 4 人
修士指導学生数 3 人
博士指導学生数(主指導) 0 人 博士指導学生数(副指導) 0 人
2020年度
卒研指導学生数(4年) 4 人
修士指導学生数 1 人
博士指導学生数(主指導) 0 人 博士指導学生数(副指導) 0 人
2019年度
卒研指導学生数(4年) 4 人
修士指導学生数 1 人
博士指導学生数(主指導) 0 人 博士指導学生数(副指導) 0 人
【指導学生の受賞】
[1]. 2018 Highly Cited Article (2019年5月)
[受賞学生氏名] 街健祐 (創造科学技術大学院)
[授与団体名] 日本物理学会
[備考] 大学院生との共同研究による学術論文が、被引用回数が多い論文に選定され、表彰を受けた。

社会活動

【講師・イベント等】
[1]. 公開講座 九州大学工学部 エネルギー科学特別講義II 量子多体系の基礎理論: 磁性体にける電気磁気効果 (2022年12月 - 2022年12月 )
[内容] 集中講義を担当した。
[備考] 福岡県糸島市
[2]. 出張講義 九州大学工学部 エネルギー科学特別講義VI 量子多体系の基礎理論: 磁性体にける電気磁気効果 (2022年1月 - 2022年1月 )
[内容] 集中講義(1単位)
[備考] 九州大学伊都キャンパス(オンラインで実施)
[3]. 出張講義 北海道大学理学部 集中講義 量子スピン系における電気磁気効果 (2021年1月 - 2021年1月 )
[内容] 集中講義(2単位)
[備考] 北海道大学(オンラインで実施)
[4]. 出張講義 九州大学工学部 エネルギー科学特別講義VI 量子多体系の基礎理論: 磁性体にける電気磁気効果 (2020年12月 - 2020年12月 )
[内容] 集中講義(1単位)
[備考] 九州大学伊都キャンパス(オンラインで実施)
[5]. 出張講義 神戸大学大学院 理学研究科 集中講義「先端物理学 極限物性学特論B」 (2020年12月 - 2020年12月 )
[内容] 集中講義(1単位)
[備考] 神戸大学理学部(オンラインで実施)
【報道】
[1]. 新聞 東大など、フラストレート量子磁性体におけるハイブリッド励起を発見 (2019年10月19日)
[概要]磁性体における磁気励起について、縦モードと横モードが混成した新規な励起状態が観測できたことを、中性子散乱実験と理論計算に基づいて示した。
[備考] 日本経済新聞
[2]. 新聞 東大グループ、マルチフェロイック物質において「スピン・ネマティック相互作用」観測 (2014年4月21日)
[概要]磁性と誘電性が同時に現れるマルチフェロイック物質において、「スピン・ネマティック相互作用」と呼ばれる現象をはスピン間相互作用によって引き起こされるが、実験とその理論解析によって明らかにされた。
[備考] 磁性はスピン間相互作用によって引き起こされるが、スピン四極子の存在とその間の相互作用を明確に観測した例はあまりない。このような中、この相互作用が存在することを実証した。また、電場による磁気モーメントの新たな制御方法と関係する現象であり、今後の応用も期待される。
[3]. 新聞 ナノ・メゾ系スピン電荷制御 近藤効果が誘発する電気分極 (2012年12月)
[概要]三重量子ドットで誘起される電気分極を、近藤効果というスピンを媒介としたもので制御するための基礎理論を提案した。
[備考] 2012年12月に掲載された日本物理学会欧文誌の Editor's Choice に選出された論文について、科学新聞(毎月発行の全国誌)に取り上げられ紹介された。そこでは、静岡大学教育学部、静岡大学理学部、愛媛大学理工学研究科の共同研究の大きな成果として報道されている。
【学外の審議会・委員会等】
[1]. 日本物理学会 領域3 若手奨励賞 審査委員 (2014年4月 - 2016年3月 )
[活動内容]日本物理学会 領域3 若手奨励賞受賞者の審査・決定
【その他社会活動】
[1]. 総合的な学習(進路学習) (2018年6月 - 2018年6月 )
[備考] 愛知県 豊川高等学校 総合的な学習 2年生2名の訪問があった(6月6日)。専門の研究・大学での勉強について、生徒の質問に答える形で説明を行い、東海地域の高校における進路学習に貢献した。

国際貢献実績

管理運営・その他

【所属長等】
[1]. 理学部 副学部長 (2023年4月 - 2025年3月 )
[2]. 理学部物理学科長・大学院理学専攻物理学コース長 (2021年4月 - 2022年3月 )
[3]. 大学院理学研究科物理専攻長 (2013年4月 - 2014年3月 )
【特記事項】
1991-1993 超伝導体中のミューオン量子拡散の研究に従事1993-1996 高温超伝導体の境界効果の研究に従事1997-1999 Sr2RuO4超伝導体の境界効果・磁束の研究に従事2000-2001 超伝導体中の近藤効果の研究に従事2001-2003 磁場誘起磁気秩序の研究に従事2003-2005 PrOs4Sb12超伝導体の理論的研究に従事2005-2007 量子相転移の理論的研究に従事