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静岡大学教員データベース - 教員個別情報 : 李 洪譜 (Li Hongpu)

【研究シーズ】
[1]. 螺旋状ファイバグ回折格子(HLPG)の開発とその応用
本研究では、異なる次数のOAMモードを有するHLPGの新しい設計法と作製法を開発し、そして全ファイバ系OAMモード発生・多重デバイスへの応用を目指す。更に、OAMモードを有する多チャンネルHLPGと細線化したHLPG作製技術を開発し、ファイバセンシング、光微細加工・光操作のための小型、安価、高効率、超高感度を有するファイバ系光渦ビーム発生器への実現を目指す。
参考画像1.tiff
 本技術では、CO2レーザーの照射による、通常用いられる絞りレンズの代わりに特別に設計したサファイアチューブを利用し、新しいHLPGの作製法を提案した。従来の作製法と比べて、必要な装置が極めて簡単、しかも高効率 (歩留まり率ほぼ100%)。通常の石英ファイバでも、作製が可能である。 作製した回折格子は、多チャンネル、無表面欠陥、無偏光依存性、低損失、耐高温性等利点がある。
補足参考図2.tif
本研究提案した螺旋状多チャンネルHLPGを更に工夫すると、光通信分野における波長多重及びOAMモード多重デバイスへの応用だけではなく、全ファイバ形光円偏光変換器や、光フィルターや、及び医療、生命科学、環境診断学等分野にて用いられる光ピンセット、光円二色性測定器等への応用も可能であり、超高精度計測、高感度ファイバセンシング、環境、医療などの分野へも大きな波及効果を有すると考えられる。
( 2020年度 - ) [分野] 2. 電子情報通信