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静岡大学教員データベース - 教員個別情報 : 森本 隆子 (MORIMOTO Takako)

森本 隆子 (MORIMOTO Takako)
准教授
学術院人文社会科学領域 - 言語文化系列
人文社会科学部 - 言語文化学科 大学院人文社会科学研究科 - 比較地域文化専攻


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最終更新日:2024/03/01 2:05:12

教員基本情報

【取得学位】
文学修士  奈良女子大学   1986年3月
【研究分野】
人文・社会 - 日本文学
【現在の研究テーマ】
現代日本文学と現代批評理論
明治風景文学
サブライムとジエンダーを視座とした夏目漱石研究
【所属学会】
・日本近代文学会
・日本比較文学会
・島崎藤村学会
 

研究業績情報

【論文 等】
[1]. 異性愛への違和――『桜の実の熟する時』、『春』をめぐって
島崎藤村研究 50/ 48-59 (2023年) [査読] 有 [国際共著論文] 該当しない
[責任著者・共著者の別] 責任著者
[著者] 森本隆子
[2]. 書評 岩下弘史『ふわふわする漱石――その哲学的基礎とウィリアム・ジェームズ』(東京大学出版会)
比較文学 64/ 117-121 (2022年) [査読] 無 [国際共著論文] 該当しない
[責任著者・共著者の別] 責任著者
[著者] 森本隆子
[3]. 書評 永渕朋枝『無名作家から見る日本近代文学――島崎藤村と『処女地』の女性たち――』(和泉書院)
日本文学 69/ 52-53 (2020年) [査読] 無 [国際共著論文] 該当しない
[責任著者・共著者の別] 責任著者
[4]. 漱石のジェンダー・『虞美人草』に寄せて
国文論叢 55 / 16-35 (2020年) [査読] 有 [国際共著論文] 該当しない
[責任著者・共著者の別] 責任著者
[著者] 森本隆子 [DOI]
[5]. 書評「木内英実『神仏に抱かれた作家 中勘助』
図書新聞(2018年5月19日) (vol)/3351 5-5 (2018年) [査読] 無 [国際共著論文] 該当しない
[責任著者・共著者の別] 責任著者
[著者] 森本 隆子
【著書 等】
[1]. 漱石辞典
翰林書房 (2017年)
[著書の別]著書(研究)
[単著・共著・編著等の別] 共著
[著者]森本 隆子
[備考] 「『創作家の態度』」「『文芸と道徳』」「非人情」
[2]. 四訂版『大学入試センター試験対策問題集・実践センター演習』[現代文編]
数研出版 (2015年)
[著書の別]著書(教育)
[単著・共著・編著等の別] 単訳
[著者]森本 隆子,木村功
[備考] 共編著(「評論・小説」の内の「評論」部門担当)
[3]. 三訂版大学入試センター試験対策問題集・実践センター演習「現代文編」
数研出版 (2013年)
[著書の別]著書(教育)
[単著・共著・編著等の別] 単訳
[著者]森本 隆子,木村功
[備考] 共編著(評論・小説」の内の「評論」部門を担当)
[4]. 京都近代文学事典
和泉書院 (2013年)
[著書の別]著書(研究)
[単著・共著・編著等の別] 共著
[著者]森本 隆子
[備考] 「西園寺公望」「谷川義雄」「中勘助」「ひらのりょうこ」「水内鬼灯」「隆慶一郎」
[5]. <崇高>と<帝国>の明治ー夏目漱石論の射程(ひつじ研究叢書<文学編>6)
ひつじ書房 (2013年)
[著書の別]著書(研究)
[単著・共著・編著等の別] 単著
[著者]森本 隆子
[備考] 全264頁
【学会発表・研究発表】
[1]. 交叉と分岐としての「蓮華寺」―透谷、ラスキン、柳田
島崎藤村学会 設立50周年記念大会シンポジウムー『破戒』をめぐって― (2022年9月23日) 招待講演以外
[発表者]森本隆子
[備考] 島崎藤村学会主催、小諸市教育委員会共催 於 小諸市民交流センター ステラホール パネリスト:水野永一、小林幸夫、森本隆子 司会:友重幸四郎
[2]. <漱石論の現在>漱石のジェンダー―〚虞美人草〛に寄せて
第30回神戸大学文学部国語国文学会 シンポジウム:漱石論の現在 (2019年8月24日) 招待講演
[発表者]パネリスト:森本隆子、武田信明 司会:西村好子
[備考] 神戸大学文学部国語国文学会主催、於 瀧川記念学術交流会館
[3]. 『破戒』における<周縁>とジェンダーー「蓮華寺」を視座として
第四二回島崎藤村学会全国大会 (2015年9月) 招待講演以外
[発表者]森本 隆子
[備考] 島崎藤村学会主催 於 仙台ガーデンパレス(仙台市)
【科学研究費助成事業】
[1]. 明治文芸から見る感性のナショナリズムーサブライムな国土とピクチャレスクな風景 ( 2022年6月 ~ 2024年3月 ) 挑戦的萌芽研究 代表
[備考] 明治期ナショナリズムを<感受性>の領域から検証することを試みた。志賀重昂の『日本風景論』(1894)が象徴するように、反動的浪漫主義は、法や制度から成る国家体制と対峙することで、実は相補し合いながらナショナリズムを形成してゆく。志賀らが提示した、超越的な自然を前にした感受性の慄きを表する「subli

[2]. 感性のナショナリズムとしての山岳風景論―明治文学を視座として ( 2018年4月 ~ 2020年3月 ) 挑戦的研究(萌芽) 代表
[備考] 日本近代の勃興期に当たる明治期のナショナリズムについて、むしろ国家とは対立しながら相補し合う<郷土>を拠り所とする反動的ロマン主義の構造と系譜を、優美な霊峰・富士を頂きながら魁偉にして不規律な火山群に'Sublime'の美学を展開した志賀重昂『日本風景論』を起点に山岳小説、小民、常民をめぐる文学運動

[3]. <ピクチャレスク>美学の生成と展開ー漱石における<絵画的なるもの>をめぐって(1999年度からの継続) ( 2000年4月 ~ 2001年3月 ) 奨励研究(A) 代表
[備考] 1999年度に同じ。

[4]. <ピクチャレスク>美学の生成と展開ー漱石における<絵画的なるもの>をめぐって ( 1999年4月 ~ 2000年3月 ) 奨励研究(A) 代表
[備考] 西欧18世紀を席巻した<ピクチャレスク>審美感を美学的見地から追跡しながら、その日本的典型を示す志賀重昂、それとの攻防を展開した夏目漱石について、ラスキン受容を媒介に、その対照性を念頭に置きながら考察した。当然のことながら、対女性のジエンダー意識を炙り出す作業ともリンクす

[5]. 明治文学における<絵画>とモダンニテイー藤村と漱石を中心にー ( 1998年4月 ~ 1999年3月 ) 奨励研究(A) 代表
[備考] 1993年度~1996年度にわたって科研費の交付を受けて行った一連の研究ーー明治30年代風景文学(サブライムとピクチャレスク)論を踏まえ、島崎藤村と夏目漱石において<現実システム>からの<過剰(余剰)>としての感情が絵画化されてゆく諸相を追究し

教育関連情報

【今年度担当授業科目】
[1]. 大学院科目(修士) 日本近代文化テクスト研究 (2023年度 - 後期 )
【指導学生数】
2021年度
卒研指導学生数(3年) 0 人
卒研指導学生数(4年) 0 人
修士指導学生数 0 人
博士指導学生数(主指導) 0 人
2020年度
卒研指導学生数(3年) 0 人
卒研指導学生数(4年) 0 人
修士指導学生数 0 人
博士指導学生数(主指導) 0 人 博士指導学生数(副指導) 0 人
2019年度
卒研指導学生数(3年) 0 人
卒研指導学生数(4年) 0 人
修士指導学生数 0 人
博士指導学生数(主指導) 0 人 博士指導学生数(副指導) 0 人
2018年度
卒研指導学生数(3年) 0 人
卒研指導学生数(4年) 0 人
修士指導学生数 0 人
博士指導学生数(主指導) 0 人 博士指導学生数(副指導) 0 人
2017年度
修士指導学生数 1 人
博士指導学生数(主指導) 0 人 博士指導学生数(副指導) 0 人
【その他教育関連情報】
[1]. 指導同好会(ゴスペル同好会) (2011年4月 )
[2]. 指導クラブ等(写真部、漫画研究会) (2010年4月 )
[3]. 指導クラブ等(写真部、漫画研究会) (2009年4月 )

社会活動

【講師・イベント等】
[1]. 公開講座 令和5年度 藤村文学連続講座―続・藤村と同時代の文学者たち (2023年11月 - 2023年11月 )
[内容] 藤村と『女学雑誌』
[備考] 令和5年度藤村文学講座の第8回を担当 主催:小諸市立藤村記念館 於 小諸市民交流センターステラホール 11月18日
[2]. 公開講座 放送大学2022年度第1学期面接授業 (2023年5月 - 2023年5月 )
[内容] 夏目漱石ー<近代>への問い
[備考] 於 静岡学習センター掛川教室 5月20日、21日
[3]. 公開講座 放送大学2022年度第1学期面接授業 (2022年6月 - 2022年6月 )
[内容] 日本近代文学の中の<女性>
[備考] 於 静岡産業経済会館 6月11日、12日
[4]. 公開講座 吉田町シニアカレッジ<文学編> (2021年6月 - 2021年6月 )
[内容] 夏目漱石『こころ』の問いかけ――「淋しさ」を生きるということ
[備考] 於 吉田町中央公民館 6月23日
[5]. 公開講座 放送大学2021年度第1学期面接授業 (2021年5月 - 2021年5月 )
[内容] ジェンダーの日本近代文学
[備考] 於 浜松サテライト 5月29日、30日 2020年度に予定されていたが、コロナ感染状況に鑑み、一年延期して実施となったもの。
【報道】
[1]. 新聞 江國香織作品解説22日から文学講座 清水区袖師生涯学習交流館で開講 (2014年11月15日)
[備考] 静岡新聞朝刊21面
[2]. 雑誌 書評『<崇高>と<帝国>の明治ー夏目漱石論の射程』(ひつじ書房、2015年3月刊) (2014年9月)
[概要]学術雑誌『日本文学 第63号』(日本文学協会)において、評者を五井信氏とする書評を得た。
[3]. 雑誌 書評『<崇高>と<帝国>の明治ー夏目漱石論の射程』(ひつじ書房、2015年3月刊) (2014年5月)
[概要]学会誌『日本近代文学 第90集』において、評者を神田由美子氏とする書評を得た。
[4]. 雑誌 書評『<崇高>と<帝国>の明治ー夏目漱石論の射程』(ひつじ書房、2015年3月刊) (2014年3月)
[概要]学会誌『比較文学 第56巻』(日本比較文学会)において、評者を種田和加子氏とする書評を得た。
[5]. 新聞 毎日新聞・静岡版の「富士山」特集第2回」の「擬人化から神格化へー夏目漱石は「自然物」と一蹴」 (2013年9月25日)
[概要]拙著『<崇高>と<帝国>の明治ー夏目漱石論の射程』(ひつじ書房)に基づき、夏目漱石、志賀重昂の<国家シンボル・富士>に対する批判的スタンスをコメント
【学外の審議会・委員会等】
[1]. 入学者選抜委員 (2022年4月 - 2022年6月 ) [団体名] 国立大学法人長岡技術科学大学
[活動内容]第3学年編入試験・国語の作問・点検
[2]. 島崎藤村学会 2022年度全国大会実行委員 (2022年4月 - 2023年3月 ) [団体名] 島崎藤村学会
[活動内容]年1回開催の全国大会の発表者依頼から開催当日差配まで、大会開催の準備、運営等。
[3]. 図書室アドバイザー (2019年4月 - 2023年3月 ) [団体名] 静岡県男女共同参画センター
[活動内容]会議への出席、図書選定に関するアドバイスの提供
[4]. 静岡県文化奨励賞先行委員会委員 (2012年4月 - 2014年3月 ) [団体名] 静岡県
[活動内容]静岡県の文化振興について、将来性を有するめざましい功績のあった個人・団体について、選考する
[5]. 伊豆文学フェスティバル・しずおか世界翻訳コンクール実行委員会委員 (2009年4月 - 2017年1月 ) [団体名] 静岡県
[備考] 役割(2つのコンクールの企画構成、パンフレットなどの監修)
【その他社会活動】
[1]. 地域支援(あざれあ図書室の図書アドバイザー) (2014年4月 - 2023年3月 )
[備考] 静岡県男女共同参画センターあざれあ図書室の企画、運営、成果等の活動内容についてアドバイスを中心とする支援を行う(委員任命は各年度ごと更新)。なお2019年度より、図書アドバイザーと選書委員の2つの役割が統合され、「図書室アドバイザー」名で一本化して運営されることとなったため、以降の本業務については「
[2]. こども環境作文コンクール(静岡県環境森林部主催) 審査員 (2009年7月 - 2023年11月 )
[備考] コンクール最終段階における作文審査と順位決定を行う
[3]. 地域支援(あざれあ図書室選書委員会委員) (2009年4月 - 2019年3月 )
[備考] 静岡県男女共同参画センターあざれあ図書室の購入書籍に関する選定、審議等を行う(委員任命は各年度ごと更新)

国際貢献実績

管理運営・その他