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静岡大学教員データベース - 教員個別情報 : 戸田 三津夫 (TODA Mitsuo)

【研究シーズ】
[1]. デンプンを用いた濾過技術
デンプンをろ材とする濾過技術を開発した。デンプンの粒径および粒径分布は原料により異なるが、おおよそ数ミクロンから数十ミクロン程度である。デンプンは水に不溶であることからろ材として使用することができるが、その最大の利点は、食品用に培養した微細藻類の回収(収穫)に効果を発揮することである。ろ過面が閉塞しても表面を撹乱することで新しいろ過面ができ、閉塞が容易に解消できろ過効率が高い。デンプンも食品原料であることから麺類、パン、和洋菓子などへはろ材ごと使用することができる。また、ビールのろ材の珪藻土のように再生再利用を志向しないのでプロセスが簡便になる。
ろ過装置は汎用のもの、あるいは規模に合わせた装置設計も容易である。デンプンをろ過層として使うところに新規性がある。
( 2023年度 - 2024年度 ) [分野] 1. ものづくり技術