トップページ
> 教員個別情報
静岡大学教員データベース - 教員個別情報 :
小川 裕子 (OGAWA Hiroko)
小川 裕子 (OGAWA Hiroko)
教授
学術院教育学領域 - 家政教育系列
教育学部 - 教科教育学専攻
大学院教育学研究科 - 共同教科開発学専攻
ogawa.hiroko@@@shizuoka.ac.jp
|
|
最終更新日:2021/03/01 10:01:53
|
|
教員基本情報
博士(工学) 豊橋技術科学大学 2000年12月 家政学修士 奈良女子大学 1980年3月 |
複合領域 - 生活科学 - 衣・住生活学 社会科学 - 教育学 - 教科教育学 |
家庭科住生活に関する教材研究,授業研究 家庭科で育てたい力、家庭科で育つ力 |
住生活様式, 健康な暮らし, 自然を生かした暮らし |
・日本家庭科教育学会 ・日本家政学会 ・日本福祉教育・ボランティア学習学会 ・日本建築学会 |
研究業績情報
[1]. 生活場面で実践できる力の実態と家庭科教育の課題―住生活の学習との関連― 静岡大学教育学部紀要(教科教育学篇) 51/ 303-317 (2019年) [査読] 有 [国際共著論文] 該当しない [責任著者・共著者の別] 責任著者 [著者] 小川裕子、吉原崇恵、吉本敏子、室 雅子、星野洋美、吉本良江、安場規子 [2]. 「安全な室内環境の整え方」の授業におけるパフォーマンス課題の試み 静岡大学教育学部附属教育実践研究指導センター紀要、2019年3月 / - (2019年) [査読] 有 [国際共著論文] 該当しない [責任著者・共著者の別] 共著者 [著者] 山下美乃里、小川裕子 [3]. 生活場面で実践できる力の調査と授業への応用―衣生活について― 椙山女学園大学教育学部紀要 12/ 201-215 (2019年) [査読] 無 [国際共著論文] 該当しない [責任著者・共著者の別] 共著者 [著者] 室 雅子、吉本敏子、星野洋美、小川裕子、吉原崇恵、吉岡良江、安場規子 [4]. 「『家庭生活に関わる意識や高等学校家庭科に関する全国調査』シリーズ3(高等学校家庭科男女必修の成果と課題を探る高校生調査および全国調査の総括) 日本家庭科教育学会誌 61/3 164-171 (2018年) [査読] 無 [国際共著論文] 該当しない [責任著者・共著者の別] 共著者 [著者] 野中美津枝、鈴木真由子、鈴木民子、荒井紀子、小川裕子、財津庸子、高木幸子、中西雪夫、 藤田昌子、日景弥生、河野公子 [5]. 「家庭生活に関わる意識や高等学校家庭科に関する全国調査」シリーズ2(高等学校家庭科男女必修の成果と課題を探る社会人調査(自由記述分析) 日本家庭科教育学会誌 61/2 106-113 (2018年) [査読] 無 [国際共著論文] 該当しない [責任著者・共著者の別] 共著者 [著者] 高木幸子、小川裕子、藤田昌子、日景弥生、河野公子、荒井紀子、財津庸子、鈴木民子、鈴木真由子、中西雪夫、野中美津枝
|
[1]. 未来の生活をつくる―家庭科で育む生活リテラシー― 明治図書 (2019年) [著書の別]著書(研究) [単著・共著・編著等の別] 共著 [著者]日本家庭科教育学会編 [担当範囲] 第Ⅰ部 「2.社会人調査」の一部 [総頁数] 141 [担当頁] p.36,37,40,41 [2]. デンマークのヒュッゲな生活空間 萌文社 (2014年) [著書の別]著書(教育) [単著・共著・編著等の別] 共著 [著者]中島明子,小川正光,小川裕子,海道清信,丸谷博男 [備考] 第2章 [3]. 子どもがいきる家庭科 開隆堂出版 (2010年) [著書の別]著書(教育) [単著・共著・編著等の別] 共著 [著者]吉原崇恵編著 [備考] 分担執筆 [4]. 『世代間交流効果』 三学出版 (2009年) [著書の別]著書(教育) [単著・共著・編著等の別] 共著 [著者]草野篤子、金田利子、間野百子、柿沼幸雄共編著 [備考] 共著担当箇所(第8章 99-109) [5]. 『家庭科の授業をつくる―授業技術と基礎』 学術図書出版社 (2009年) [著書の別]著書(研究) [単著・共著・編著等の別] 共著 [著者]柳 昌子,中屋紀子,小川裕子他,計18名 [備考] 共著担当箇所(第1章 第4節 32-37)
|
[1]. 高等学校家庭科における住生活に関する授業実践研究―ジグソー学習によって自分の将来の住生活を考える授業― 日本家庭科教育学会 2019年度例会要旨集 (2019年12月8日) 招待講演以外 [発表者]小川裕子、高木優子、飯野由香利、伊深祥子 [備考] 東京学芸大学 [2]. 衣生活の学習による能力の育成―生活場面で実践できる力の実態と課題― 日本家庭科教育学会 2019年度例会要旨集 (2019年12月8日) 招待講演以外 [発表者]室雅子、吉本敏子、星野洋美、小川裕子、吉岡良江、安場規子、吉原崇恵 [備考] 東京学芸大学 [3]. 小学校における実験型ジグソー法による住環境に関する授業指針の提示 日本家庭科教育学会第62回大会 研究発表要旨集 (2019年6月30日) 招待講演以外 [発表者]飯野由香利、小川裕子、伊深祥子、金子祥子 [4]. 実践者の視点からの授業づくり―小学校における住環境に関する実験型ジグソー法による授業― 日本家庭科教育学会 第62回大会 研究発表要旨集 (2019年6月30日) 招待講演以外 [発表者]伊深祥子、金子京子、飯野由香利、小川裕子 [備考] 金城学院大学 [5]. ジグソー法で学ぶ小学校家庭科の住生活の授業開発 日本家庭科教育学会 第62回大会 研究発表要旨集 (2019年6月30日) 招待講演以外 [発表者]金子京子、伊深祥子、飯野由香利、小川裕子 [備考] 金城学院大学
|
[1]. 国際共同研究 デンマークにおける高齢者住宅の計画基準と地域生活施設の配置―計画原則の検討と居住者実態調査による評価― 分担 ( 2000年8月 ~ 2001年3月 ) [2]. 国内共同研究 デンマークにおける高齢者福祉制度と住宅:居住施設の変遷 ( 2000年1月 ) [3]. 国内共同研究 ケアハウスの計画に関する研究-東海4県の先行事例の検討- ( 1993年1月 ) |
[1]. 実践に繋がる生涯型住環境教育体制の構築 ( 2019年4月 ~ 2021年3月 ) 基盤研究(C) 分担 [備考] 研究代表者は、新潟大学教育学部の飯野由香利氏である。 [2]. 模擬授業生徒役のICTを活用した実践的指導力の向上に関する実証的研究 ( 2018年5月 ~ 2022年3月 ) 基盤研究(C) 分担 [備考] 研究代表者は小清水貴子氏である。 [3]. 学習者自らが住生活の本質に迫ることを目指す授業の開発とそれによって育つ能力 ( 2017年4月 ) 基盤研究(C) 代表 [4]. 生活場面で実践できる力の実態と課題 ( 2015年4月 ~ 2019年3月 ) 基盤研究(C) 分担 [備考] 研究代表者は、三重大学教育学部の吉本敏子氏である。 [5]. 学習者と教師の必要感に基づいた家庭科住生活学習の教材・授業の提案 ( 2013年4月 ~ 2016年3月 ) 基盤研究(C) 代表 [備考] 本研究では、すでに平成22~24年度の科研費補助による研究成果を基にして、さらに具体的に教材や授業研究を行っていく。最終的な成果として、東海地区における家庭科住生活の教材、授業実践に関する提案書としてまとめることを目指す。
|
[1]. 既存授業科目における実践参加型授業の試み―家庭科教員養成― (2003年4月 ) [提供機関] 静岡大学 [制度名] 学長裁量経費:平成15年度大学活性化支援経費(学部長裁量経費) [2]. 教員養成学部における福祉教育関連科目の設立と実施に関する研究 (2003年4月 ) [提供機関] 静岡大学 [制度名] 学長裁量経費:平成15年度大学活性化支援経費(学部長裁量経費) [3]. 静岡大学における「福祉教育・ボランティア学習」推進プログラム (2002年4月 ) [提供機関] 静岡大学 [制度名] 学長裁量経費:平成14年度教育研究基盤校費 |
[1]. 平成27年度第28回日本教育大学協会全国家庭科部門大会 (2015年8月) [役割] 責任者(議長、実行委員長等) [開催場所] 静岡市 [備考] 日本教育大学協会の全国家庭科部門の大会を開催した。東海地区会の4大学の家政教育講座教員と4大学の附属学校家庭科教員で実行委員会を結成して、仕事を分担しつつ開催することが出来た。 [2]. 「賢い消費者」から「消費者市民」へ (2014年1月) [役割] 責任者(議長、実行委員長等) [開催場所] 静岡市 グランシップ [備考] 家庭科などの教育の充実を目指す全国的なNPO団体「生活やものづくりの学びネットワーク」の静岡県支部の活動として、静岡県内の小学校、中学校、高等学校で働く家庭科教員たちに呼びかけて開催した。小、中、高等学校の縦の繋がりを持てる研修会は無いということで、参加者には大変好評であった。参加者は30名ほどであ [3]. 住生活学習研究会の開催 (2009年4月) [役割] 責任者(議長、実行委員長等) [備考] 東海地区の国立4大学の住居学、家庭科教育を担当する教員と附属学校の家庭科教員が共同して、住生活学習を推進するために、教材や授業の交流研究会を開催した。 [4]. 家庭科教員養成コア・カリ研究会の開催 (2004年4月) [役割] 責任者(議長、実行委員長等) [備考] 学部の家政教育講座教員10名と附属学校の家庭科教諭5名で、家庭科教員養成コア・カリキュラムづくりを目指した研究会を行った。
|
[1]. 学会誌の編集 (2015年7月 - 2017年7月 ) [備考] 日本家庭科教育学会誌の編集委員 [2]. 学術雑誌等の編集(日本家政学会誌) (2011年6月 - 2015年5月 ) [備考] 編集委員 [3]. 日本家政学会学会誌編集委員 (1991年5月 - 1993年5月 )
|
教育関連情報
[1]. 学部専門科目 家庭科教育法Ⅰ (2020年度 - 前期 ) [2]. 学部専門科目 家庭科教育法Ⅰ (2020年度 - 前期 ) [3]. 学部専門科目 家庭科教育法Ⅰ (2020年度 - 前期 ) [4]. 学部専門科目 家庭科教育法Ⅳ (2020年度 - 後期 ) [5]. 学部専門科目 教職実践演習(教諭) (2020年度 - 後期 )
|
2017年度 卒研指導学生数(3年) 2 人 卒研指導学生数(4年) 5 人 修士指導学生数 2 人 博士指導学生数(主指導) 1 人 博士指導学生数(副指導) 2 人 2016年度 卒研指導学生数(3年) 5 人 卒研指導学生数(4年) 2 人 修士指導学生数 2 人 博士指導学生数(主指導) 1 人 博士指導学生数(副指導) 1 人 [備考] 学部生の指導学生のうち、13名は1年生であり、担任を務めている。 2015年度 修士指導学生数 0 人 博士指導学生数(主指導) 0 人 博士指導学生数(副指導) 0 人 2014年度 修士指導学生数 0 人 博士指導学生数(主指導) 0 人 博士指導学生数(副指導) 0 人 2013年度 修士指導学生数 1 人 博士指導学生数(主指導) 0 人 博士指導学生数(副指導) 0 人 [備考] 学部指導学生23名中、1年生16名(担任として)、3年生4名、4年生3名である。
|
社会活動
[1]. 研修会 浜松市教育研究会中学校家庭科部 (2017年9月 ) [内容] 中学校家庭科における住分野学習について [備考] 浜松市教育会館 [2]. 研修会 静岡市「技術・家庭科(家庭分野)の授業づくり研修」 (2017年8月 ) [内容] 家庭科におけるジグソー学習の実践 [備考] 静岡大学教育学部 [3]. 講習会 平成29年度静岡県教育職員免許法認定講習 (2017年8月 ) [内容] 家庭科指導法Ⅰ [備考] 静岡大学教育学部 [4]. 研修会 平成27年度教科等指導リーダー育成事業 第二回研修 教科別研修(家庭) (2015年8月 ) [内容] 高等学校家庭科の住生活の学習指導において、批判的思考を育む学びを提案した。 [備考] 静岡県教育委員会(高校教育課)より、依頼を受けた。静岡大学教育学部の教室で実施した。 [5]. 公開講座 放送大学講師 (2013年12月 ) [内容] 「高齢期の居住支援」 [備考] 浜松市 クリエイト浜松、放送大学浜松SS
|
[1]. 静岡県住宅政策懇話会 (2016年7月 - 2017年3月 ) [活動内容]平成28年度静岡県住宅マスタープラン(静岡県住生活基本計画改定)の策定に、関連する専門家の一人として協力する。 [2]. 静岡県私学審議会 (2012年4月 - 2017年1月 ) [活動内容]私学の設置、廃止、などに関わる審議を行う
|
[1]. NPO法人 なのはな の理事として活動 (2013年3月 ) [備考] NPO法人「なのはな」は、幼児教育・保育の実践団体である。その活動の支援を行っている。 |
国際貢献実績
管理運営・その他
これまでの筆者の研究は、二つの大きな研究課題に分けることができる。一つは、大学学部・大学院修士課程時代に開始した「高齢者生活支援研究」である。そして、第二は、教育学部助手として就職してから開始した「家庭科教育課程研究」である。 第1の研究課題については、小課題として、現在までに四つの課題に取り組んでいる。まず、1980年から1990年代の終わりまで継続した小テーマが、「高齢者向け住宅・居住施設研究」である。並行して1980年代後半から「高齢者住宅事情研究」にも着手し、これは1990年代半ばに入ると「高齢者の在宅福祉研究」へと発展的に繋げた。そして、これら三つの小課題の研究成果を総合的にまとめることによって、2000年には、博士論文「高齢者向け住宅・居住施設の計画に関する基礎的研究―四種の施策における入居者調査の分析から―」を書き上げる事ができた。その後、この研究課題に関しては、「デンマークの高齢者住宅」についての研究や日本のケアハウスについての入居者調査の研究に継続・発展させている。 第二の研究課題である「家庭科教育課程研究」に関しては、以下のような研究の継続・発展が見られる。まず、1980年代前半から、それまでに身につけた生活調査の方法を用いて研究を開始している(「調査による研究」)。子どもの生活領域に関する意識や実態に関する調査研究(1980年代前半)、家庭科の男女の履修実態に関する調査研究(1980年代後半)、そして、90年代には父母の家庭科観、教師の性意識、性教育実践についての調査研究を行っている。 この間、静岡大学に助教授として転勤したことを契機として、前述した「調査研究」による方法だけでは十分ではないという思いから、長年小学校で家庭科の授業実践を積み上げてきた実践家による著述を分析するという機会を得た。この研究を通して、学習者の立場からみた家庭科の目標や授業方法、教材の特徴等、家庭科の教育課程全般について考えることができた。 その後(1990年以降)は、他方で実施している高齢者生活支援研究の成果を、家庭科の教材として取り上げて、教材作りを試み、それを用いて高等学校で授業研究を行って、学習者の変容をまとめるという研究を積み上げつつある。今後は、このような実践的研究の成果を生かした家庭科カリキュラムを考えるという課題にも挑戦したいと考えている。
2012年以降博士課程のスタッフに加えていただき、今後は以上の教材作り、授業実践研究の題材については、住居・住生活分野に絞って「教科開発学」研究について取り組みたいと考えている。 |